2018年05月24日

They are Monsters!!

皆さんこんにちは、金管セクションリーダーのウヌスです。
先日、練習をお休みしてある演奏会に行ってきました。今回はその演奏会についてのレポートを書こうと思います。

Slide Monsters 大阪公演 5/8 19:00〜 豊中市立文化芸術センター大ホール

Slide Monsters とは、日本のジャズトロンボーン界を代表する中川英二郎と、ニューヨーク・フィルハーモニック首席トロンボーン奏者のJoseph Alessiがタッグを組み、「クラシックとジャズの融合」をテーマに結成されたトロンボーン四重奏です。Alessiのジュリアード音楽院での教え子であり、ジャズバンドの指揮や作曲などマルチに活躍するMarshall Gilksとオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団バストロンボーン奏者でソロやアンサンブルなどでも、目覚ましい活躍ぶりを見せているBrandt Attemaをメンバーに迎え、全9公演の日本ツアーを行いました。
今回の大阪公演は大ホールだったのですが、アンサンブルの演奏会で大ホールを使う公演はあまりなく、どう聴こえるのか興味があったのですが、結果この4人には箱の大きさなど関係なく、むしろ広くてちょうどいいと思いました。また、チケットが一般4,000円と高めの設定(大フィル学生席4公演分)ながら、開放されている1階席がほぼ埋まるほどの客入りでした。
さて、肝心の演奏はどうだったかというと、期待以上に素晴らしかったです。ジャズ奏者とクラシック奏者で普段演奏しているステージは違うはずなのにこんなに混ざり合うものなのかと感動しました。彼らは非常に自由に伸び伸びと演奏しており、お互いへのリスペクトが感じれる演奏でした。
僕はいい演奏会というか、アタリの演奏会では、曲が終わりに近づくにつれて「この幸せな時間がいつまでも続いて欲しい」と感じるのですが、もちろん今回の演奏会でもプログラム最後の曲の最後の音を聴くのが惜しい、いつまでも聴いていたいという感情を抱きました。このように感じれる演奏会は体感10回に1回もないと思います。
今回この演奏会で、観客側でこのような感想を受けたのですが、今度は自分たちの演奏で聴きに来てくださった方々にこのように感じてもらえるととても幸せなことだと思います。そして更に、今回僕がSlide Monsters の演奏を聴いてこのような演奏がしたい!と思ったように、聴きに来てくださった方に、阪吹のような演奏がしたい!と思ってもらえる演奏会にするため、あと2週間ちょっと頑張ります!


posted by 大阪大学吹奏楽団 at 22:38 | Comment(0) | 金セク

2018年05月22日

明治の賢人・平成の妖怪

もう順番が回って来てしまいました。半袖が心地良い季節になってきましたね。暑さのせいで楽器のピッチが狂って怒れる木セク煎茶です。今日は少し離れた所から音楽にアプローチしようと思います。ちょっと長めです。

今年は平成30年、西暦にして2018年です。丁度150年前の1868年、日本史上の大事件があったと思います。熾烈な受験戦争を潜り抜けてきた阪吹現役生なら当然お分かりかと思いますが、明治維新の事ですね。まだそこまで深く学んではいませんが、国際政治学・日米関係史を専攻している僕にとっても無視する事の出来ないインシデントです。

僕の個人的趣味事情はさておき、最近それに関連して福澤諭吉の「学問のすゝめ」を読み返しました。以前読んだのは確か小学生の頃だったので当時は全く意味が分かっていなかったと思いますが、再読すると学問を修めようとしている今の自分に足りていない所を悉く指摘されていて大変耳が痛かったです...。ここまで先見の明がないとお札には描いてくれないのか...。まぁそれも置いておいて、本日紹介したいのはその中の一文です。

今わが国の文明を進むるには、まずかの人心に浸潤したる気風を一掃せざるべからず。これを一掃するの法、政府の命をもってし難し、私の説諭をもってし難し、必ずしも人に先だって私に事をなし、もって人民のよるべき標的を示す者なかるべからず。

要約すると「文明を発展させたいのなら政府に頼ってばかりいずに個人個人が自覚を持て」といった感じです。確かにこれは「お上」ばかりを意識する日本国民の卑屈な態度を批判し、一国の独立のあり方を論じたスケールの大きい話ですが、これが活きる所は今の我々の音楽活動の中にもあると思い、今回のブログに掲載しようと思いました。

畢竟、僕が言いたいのは奏者が一人一人自覚を持って音を作るべし、指揮者の顔色を伺ってばかりではだめだ、という事です。自分が【指揮者からの指示待ち状態】になっていないかもう反芻してみましょう。ここはどう吹きたいかとかここは誰を中心に歌えば良いとか、そういう事を自分では考えずノープランのまま、連符等はどうにか回すようにして指揮者(音楽系幹部)の指示を貰いに行くために合奏に出ていませんか。そうではない事を祈っていますが、先日のプレコンを客席で聞いていると僕にはただ音が並べられているだけの無彩色の音楽に感じました。

ところで!僕はテレビをあまり能動的に見るタイプではないのですが、皆さんはNHKの「LIFE!人生に捧げるコント」を視聴された事はございますか。その中にムロツヨシ演じる平成の指示待ち妖怪、「妖怪どうしたろうかしゃん」というキャラクターが出て来るコーナーがあります。指示があれば(躊躇いつつ)何でもするが、指示がなければ自力では何も出来ないこの妖怪に面白おかしく無茶振りをするコーナーで、僕はそれが好きなのですが、実際に吹奏楽で奏者がこの調子だと指揮者が一から十まで全部指示せねばならず大変労力がかかってしまいます。今の阪吹はまさにこの状態に近い所にあるのではないかと感じます。

確かに、完全指揮者独裁も合奏の一形態として100%悪いものだとは思いません。奏者に有無を言わさず指揮者の思っているように進行させれば良いから、その方が曲を作る上で効率が良い。実際はそうでもなかったとも言われるようですが、カラヤンとかはそのタイプでしょうし、かく言う僕も高校時代は学生指揮者をやっておりまして完全にそちらのタイプでした(笑)(反省してます)

しかし、どんな優秀な指揮者にもやはり見落としはあるものです。その防止のために我々金木のセクションリーダーがいると言っても良いでしょう。個性がぶつかり合う中で音楽をまとめ上げるのは大変難しい所為ですが、奏者に責任を有させて自由に演奏させると、指揮者が思いもしなかった美麗な表現の仕方だって全体に活かせるかもしれません。最終判断は指揮者の手に委ねられるべきだと思いますが、その可能性を生み出すのは奏者一人一人だ、指示待ちのまま自らそれを殺しに行くな、と僕は言いたいのです。民主主義って政治学的にも結構難しいんですよ。

我々はプロ奏者ではないので、どうしても出来ない事はあります。連符とかね。ですがそれを言い出したらもう何も話が始まりません。連符等の技術的な箇所は練習すればその内出来ます。一方、そういう意識に関しては誰かが火を点けなければ爆発しないと思っています。僕が火付け役になっても別に悪くはないと思いますが、火付け役はたくさんいる方が爆発までの時間は短いのではないでしょうか。

ともかく、まずは全員が「自分がお手本になってやる!」くらいの心意気を持ってみませんか。それを後輩や他の奏者も真似してみましょう。きっともっと音楽が楽しくなるはずです。勇気が必要な難しい一歩ですが、僕を筆頭にパートリーダーや3回生、トップ奏者が引っ張っていけると素敵だと思います。最近随所にその兆しが見て来ていて大変嬉しく思っています。あと2週間ちょっとですが気合入れていきましょう。音楽は気合です。

何だかとても説教臭くなってしまいましたね。ここが僕の悪い癖です。でも、今の阪吹に一番足りていない所はこの辺りだと思います。皆で頑張りましょう。
それでは今回はこの辺りで。ウヌスくん、出番でーす!


※挿入文は下記より引用
https://ja.wikisource.org/wiki/学問のすすめ

posted by 大阪大学吹奏楽団 at 23:46 | Comment(0) | 木セク

2018年05月19日

脱リップ・ヴァン・ウィンクル!

おはようございます!
副指揮者のKENJI 卍です!

最近は暑い日が続いていますね。この間の合奏も熱気と湿気のダブルパンチでした。こういう季節の変わり目は体調が崩れやすいですが、皆様は大丈夫でしょうか。え、僕?僕は今とっても元気です!

というのも、昨日から浜松で行われているJBC(ジャパンバンドクリニック)に参加しており、吹奏楽界では著名なあんな人やこんな人の講座を受けたり、お話ししたりしています!濃密な時間に圧倒されたじろぎながらも、絶賛満喫中で御座います^_^。早くこのクリニックで得たものを次の合奏に活かしたい気持ちでソワソワしてます!
このために4月からの新学期も何とか今までこなしてきました。課題も頑張ってこなしてきた自分へのご褒美ですね。いや〜よくやった(なお今学期はまだ半分も過ぎてない模様)。

課題と言えば、僕の専攻は英米文学英語学でして、数週間前に「リップ・ヴァン・ウィンクル」というアメリカ文学を扱いました。簡単なあらすじはこうです。

アメリカ独立戦争から間もない時代、呑気者の木樵リップ・ヴァン・ウィンクルは口やかましい妻にいつもガミガミ怒鳴られていた。ある日、愛犬と共に猟へと出て行くが、深い森の奥の方に入り込んでしまった。すると、リップの名を呼ぶ声が聞こえてきた。彼の名を呼んでいたのは、見知らぬ年老いた男であった。その男についていくと、山奥の広場のような場所にたどり着いた。ウィンクルはそこで出会った不思議な男たちにまじって愉快に酒盛りするが、酔っ払ってぐっすり眠り込んでしまう。ウィンクルが目覚めると、町の様子はすっかり変っており、親友はみな年を取ってしまい、アメリカは独立していた。そして妻は既に死去しており、恐妻から解放されたことを知る。彼が一眠りしているうちに世間では20年もの年が過ぎ去ってしまった。(Wikipedia参照)

浦島太郎を想起させるような内容ですが、このストーリーのコンセプトは、浦島太郎とはすこし違うようです。アメリカ英語で”Rip van Winkle”は、「(眠るなどして)無意識に時を過ごしてしまう人」のことを言うそうです。時は金なりとはよく言ったもので、時間というのは自分がボケーっとしていれば無慈悲に過ぎていきます。「JBC期間中、リップ・ヴァン・ウィンクルにならないようにしよう」と言うのが今週末の僕の目標です。

さて、プレコンが終わり、本番までの残りの合奏も2回または1回となってきました。ここ最近はみんなの熱気も伝わってきてノビも大きくなり、毎回の合奏がとても楽しいです。
だからこそ、大切なことは、次の合奏までに個々人が合奏でできたことを持続(場合によってはより上達)させておくことだなと思います。ある曲の合奏と同じ曲の次の合奏の間の期間、メンバー1人1人がリップ・ヴァン・ウィンクルにならないように努めるか否か、がカギですね。

という最近思ったことをここに綴らせて頂きました。長くなってしまいましたねあせあせ(飛び散る汗)
残り3週間、悔いのないよう精一杯頑張っていきましょう!!!

副指揮者 廣瀬優生(KENJI 卍)

posted by 大阪大学吹奏楽団 at 07:20 | Comment(0) | 副指揮者