2018年05月22日

明治の賢人・平成の妖怪

もう順番が回って来てしまいました。半袖が心地良い季節になってきましたね。暑さのせいで楽器のピッチが狂って怒れる木セク煎茶です。今日は少し離れた所から音楽にアプローチしようと思います。ちょっと長めです。

今年は平成30年、西暦にして2018年です。丁度150年前の1868年、日本史上の大事件があったと思います。熾烈な受験戦争を潜り抜けてきた阪吹現役生なら当然お分かりかと思いますが、明治維新の事ですね。まだそこまで深く学んではいませんが、国際政治学・日米関係史を専攻している僕にとっても無視する事の出来ないインシデントです。

僕の個人的趣味事情はさておき、最近それに関連して福澤諭吉の「学問のすゝめ」を読み返しました。以前読んだのは確か小学生の頃だったので当時は全く意味が分かっていなかったと思いますが、再読すると学問を修めようとしている今の自分に足りていない所を悉く指摘されていて大変耳が痛かったです...。ここまで先見の明がないとお札には描いてくれないのか...。まぁそれも置いておいて、本日紹介したいのはその中の一文です。

今わが国の文明を進むるには、まずかの人心に浸潤したる気風を一掃せざるべからず。これを一掃するの法、政府の命をもってし難し、私の説諭をもってし難し、必ずしも人に先だって私に事をなし、もって人民のよるべき標的を示す者なかるべからず。

要約すると「文明を発展させたいのなら政府に頼ってばかりいずに個人個人が自覚を持て」といった感じです。確かにこれは「お上」ばかりを意識する日本国民の卑屈な態度を批判し、一国の独立のあり方を論じたスケールの大きい話ですが、これが活きる所は今の我々の音楽活動の中にもあると思い、今回のブログに掲載しようと思いました。

畢竟、僕が言いたいのは奏者が一人一人自覚を持って音を作るべし、指揮者の顔色を伺ってばかりではだめだ、という事です。自分が【指揮者からの指示待ち状態】になっていないかもう反芻してみましょう。ここはどう吹きたいかとかここは誰を中心に歌えば良いとか、そういう事を自分では考えずノープランのまま、連符等はどうにか回すようにして指揮者(音楽系幹部)の指示を貰いに行くために合奏に出ていませんか。そうではない事を祈っていますが、先日のプレコンを客席で聞いていると僕にはただ音が並べられているだけの無彩色の音楽に感じました。

ところで!僕はテレビをあまり能動的に見るタイプではないのですが、皆さんはNHKの「LIFE!人生に捧げるコント」を視聴された事はございますか。その中にムロツヨシ演じる平成の指示待ち妖怪、「妖怪どうしたろうかしゃん」というキャラクターが出て来るコーナーがあります。指示があれば(躊躇いつつ)何でもするが、指示がなければ自力では何も出来ないこの妖怪に面白おかしく無茶振りをするコーナーで、僕はそれが好きなのですが、実際に吹奏楽で奏者がこの調子だと指揮者が一から十まで全部指示せねばならず大変労力がかかってしまいます。今の阪吹はまさにこの状態に近い所にあるのではないかと感じます。

確かに、完全指揮者独裁も合奏の一形態として100%悪いものだとは思いません。奏者に有無を言わさず指揮者の思っているように進行させれば良いから、その方が曲を作る上で効率が良い。実際はそうでもなかったとも言われるようですが、カラヤンとかはそのタイプでしょうし、かく言う僕も高校時代は学生指揮者をやっておりまして完全にそちらのタイプでした(笑)(反省してます)

しかし、どんな優秀な指揮者にもやはり見落としはあるものです。その防止のために我々金木のセクションリーダーがいると言っても良いでしょう。個性がぶつかり合う中で音楽をまとめ上げるのは大変難しい所為ですが、奏者に責任を有させて自由に演奏させると、指揮者が思いもしなかった美麗な表現の仕方だって全体に活かせるかもしれません。最終判断は指揮者の手に委ねられるべきだと思いますが、その可能性を生み出すのは奏者一人一人だ、指示待ちのまま自らそれを殺しに行くな、と僕は言いたいのです。民主主義って政治学的にも結構難しいんですよ。

我々はプロ奏者ではないので、どうしても出来ない事はあります。連符とかね。ですがそれを言い出したらもう何も話が始まりません。連符等の技術的な箇所は練習すればその内出来ます。一方、そういう意識に関しては誰かが火を点けなければ爆発しないと思っています。僕が火付け役になっても別に悪くはないと思いますが、火付け役はたくさんいる方が爆発までの時間は短いのではないでしょうか。

ともかく、まずは全員が「自分がお手本になってやる!」くらいの心意気を持ってみませんか。それを後輩や他の奏者も真似してみましょう。きっともっと音楽が楽しくなるはずです。勇気が必要な難しい一歩ですが、僕を筆頭にパートリーダーや3回生、トップ奏者が引っ張っていけると素敵だと思います。最近随所にその兆しが見て来ていて大変嬉しく思っています。あと2週間ちょっとですが気合入れていきましょう。音楽は気合です。

何だかとても説教臭くなってしまいましたね。ここが僕の悪い癖です。でも、今の阪吹に一番足りていない所はこの辺りだと思います。皆で頑張りましょう。
それでは今回はこの辺りで。ウヌスくん、出番でーす!


※挿入文は下記より引用
https://ja.wikisource.org/wiki/学問のすすめ

posted by 大阪大学吹奏楽団 at 23:46 | Comment(0) | 木セク

2018年04月02日

桜が「山々」を彩る季節です

初めまして!新木セクの煎茶です!これから一年間、お付き合い宜しくお願い致します。
まずは自己紹介から...

【性別】男
【出自】生まれは山口県、育ちは大阪府 
【高校】茨木高校(ノーベル文学賞の川端康成は大先輩です)
【所属】法学部法学科
【楽器】ファゴット、コントラファゴット
【好物】出汁巻き卵、サンマの塩焼き、デレク・ブージョワ(作曲家)
【嫌物】ナス、数学、民法

昨年度は他団体の演奏会パンフレットへのチラシ挟み込み係を担当し、例年より少し多めに挟み込みに行きました。去年やたらと阪吹のチラシを見るなと思った方、僕の掌の上で転がされてますね〜仕事柄チラシ触りまくっていたので、秋くらいには手の感覚でチラシの束を触れば大体何枚か当てる事が出来るようになりました。才能の無駄遣いって感じですね。

そして先日公式Twitterでは発表致しましたが、当団サマーコンサートのチラシが完成致しました!デザイナーによると次回演奏致します「三つのワシントンの彫像」の3楽章のタイトルにもなっているデューク・エリントンをイメージしたものだそうです。カッコイイネ!

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あれ、もう書く事ない気がするけど何か忘れてる気もするな...今日のブログのタイトルは「山々」...あっ思い出した!!!

実は僕、King's Ganbit Wind Orchestraという楽団に所属しており、約1か月後に当団サマーコンサートと同じ会場、豊中市立文化芸術センターで第6回定期演奏会があります!当団の客演指揮を務めていらっしゃる久保田先生の指揮で恐らく全楽章の演奏は日本初演と言われる超大曲「交響曲第八番『マヨルカ島の山々』」を演奏致します。ここを逃すと多分一生聞けません。是非お越し下さい!

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以上、広報活動に従事しがちな木セクがお送りしました。
次は僕の親友、金セクのウヌスくんです!

posted by 大阪大学吹奏楽団 at 11:15 | Comment(1) | 木セク

2018年01月05日

阪吹生活振り返りシート

みなさん、明けましておめでとうございます。
とうとう年も明けてしまい、僕は今年で二十さn…やめましょう。歳なんてどうでもいいです。
本当はもっと早くブログを更新すべきだったのですが、阪吹を卒団してしまったという現実から逃げて遊んでいたらすっかり忘れておりました(笑)
他の元(アアッ元!)幹部の人ごめんちゃいm(_ _)m

僕にとって阪吹での3年間は大学生活そのものでした。今振り返れば、ほんとに夢のようにあっという間に過ぎ去った楽しい時間でした。せやんな3回生よ!
阪吹に入るまで自分がここまで音楽にのめり込める人間だとは思っていませんでした。高校時代、僕は学校の部活ではなく、外の楽団に所属していました。そこでは、年の離れたベテランの方々に囲まれて週1回の練習をしていました。だから、年の近い人達と週3回も練習なんて、入学した当時はなかなか想像ができませんでした。そこから同じ学科のはるかすに連れられてサーオリに行って、サックスパートの希望者の多さに戦慄しながら無事入団して、あれよあれよとこんなところまで来て、ありがたくも木管セクションリーダーなんていう役職について、いっぱいいっぱい吹いて吹いてうるさいって言われ続けて(笑)本当に幸せで楽しい時間でした。
あれ?何の話してたっけ?まあいいや(笑)
こんな適当な人間なのに、団員の皆さんは文句も言わず、優しくにこにこと接してくださって、感謝以外の言葉がありません。差し入れにも「木セク楽しかった」とか「タメになった」とか書いてくださってとても嬉しかったです。フルーツバスケットとかして遊んでたのに、、みんなやさしいねぇ。優しすぎて将来詐欺とかにひっかからないでね。
あと、「先輩のテナーサックス『は』すごいです!」「楽器を吹いてるう〜たん。『は』かっこいいです。」等の書き込みもございました(^ω^)ニコニコ
もう、常に楽器持って歩こうかな(笑)

木セク、、としては正直あまり自信ありませんが、プレーヤーとしては頑張ったつもりです。テナーサックスという普段あまり目立たない楽器でも、いやだからこそ、団に少しでも影響を及ぼせるような演奏をしてきたつもりです。(その結果チョットダケ音が大きいと言われましたが…)音楽は自分の思うことを素直に表現できる場で、それを聴かせるのが演奏会です。ただ楽譜通りに音を並べるのは勿体ない。全ての音に意思を宿すように演奏できたら、それは本当に素敵なことですよね。僕はそれを意識してきたつもりです。
前から常々思っていたのですが、阪吹には技術的にも感受性の面においても才能のある人がたくさんいます。きっと本番の時に突然覚醒するのは、自分の中にあるものを表現して伝えたいという考えが練習のときより強くなるからだと思います。普段からもっと活かそうね(笑)
特に木管の人達、いいですか、木管に必要なのは歌心です。縦を合わせたり、アーティキュレーションを意識することもとても大事ですが、まずは思い切り歌ってみてください。気持ちよくね(笑)それからみんなで揃えてください。
話は戻りますが、あっという間の3年間。しんどいことも、実は辞めたいなと思ったこともありましたが今となってはそれも含めて楽しかったと思うし、やり遂げられて良かったと心から感じます。特に今回の定期演奏会はきっと生涯忘れることのない今までで最高の演奏会でした。
みんなの本番での一体感、今までずっと組んできたアンサンブルメンバーとの演奏、驚くほどの後輩たちの成長、そして3年間共に歩んできたサックス同期とのアンコールのソリ。今思い返すだけで泣きます。アッ泣きそう。エモい。
阪吹でおくった日々や、出会った人達との思い出は必ず未来の自分の糧になります。それは僕だけじゃなくて他のみんなもそうであればいいなと思うし、これから先の阪吹でも団員達がそういう風に思ってくれるようなサークルであることを願っています。

なんかこういうの書きなれへんからよく分からん文章になってしまいましたが、もうエモすぎて気が動転しているので許してください。

今まで本当にありがとうございました!
色々ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした…
これからも阪吹OBとして応援しています!
それでは、またお会い出来る日を楽しみにしています。チャオ!


posted by 大阪大学吹奏楽団 at 22:25 | Comment(0) | 木セク